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性懲りも無く③です(;´Д`)
そろそろ将臣には自覚して貰おうかなと。(展開遅い?)
タイトルどおり♂×♂なので苦手だったり将臣や知盛にNLとして心酔している乙女は回れ右。
R指定な内容ではないと思いますが…今回も舐m(ry…
時代背景・表現等が素人なので間違った部分がありましたらごめんなさい。
しかも捏造アリです…実在人物ですが、遙か3でも出てこないし史実で実際絡んでいたのかも不明(苦笑)
多めに見てやってネ。(←死)
興味のある方だけ続きをどうぞ…
***** 将臣side *****
例の怨霊を取り逃がしてから数日後、面倒だとぼやく知盛を強制的に連れ出して情報を集めていると、偶然にも後白河法皇の一行と遭遇した。
「おぉ、そなたらか。」
輿から法皇が俺たちへ声をかける。
「お元気そうでなによりです。」
「そうじゃ、これから舟遊びに興じようと思うのだが、そなたらも同行するとよい。」
(…相変わらず、人の都合は無視なんだよな。)
流石に不興を買うわけにはいかない。が、隣を見ると至極面倒だと言わんばかりの表情。
「知盛、そちも昔は舟遊びが好きであったのう。徳仁親王に良く懐き、毎日のように我が屋敷へ訪れておったものじゃ。」
(初めて聞く名前だが…知盛が誰かに懐いてた?信じらんねぇ…)
怪訝そうに再度隣を見ると、まるで他人事のような無表情。
「…そんな事も、御座いましたな。…童は与えられる快楽には、素直なものです。」
「元服後は、ぱたりと途絶えたようじゃのう。やはり女子のほうが良いか。」
そんなやりとりを俺は蚊帳の外で聞いていた。
ふと法皇の側に控える女へ目を向けると…
(っ!?アイツ、取り逃がした怨霊!)
間違いない、川の側で声を掛けてきた女だ。
無意識に足が一歩前へ出る。それを瞬時に知盛が察知したらしい。
片手で俺を制した。
「…では、後ほど。」
恭しく知盛が頭を下げると、返事に満足したように法皇は頷き輿が動き出した。
「…居たのか。」
顔は輿の方を向けたまま背後の俺に問いかける。
「…あぁ、よりによって法皇の隣に居やがった。あのままじゃ法皇が危ない。」
「…クックッ、では"舟遊び"にでも興ずるか。」
「何か策があるのか?」
「今は人型なれど…水でも掛けて正体を曝せば良いのだろう?さすれば堂々と斬れる。」
「…あ~、まぁな。」
ふと、さっきの法皇との会話が気になった。
「知盛、徳仁親王って誰だ?」
「…法皇の御子だ。今は…上皇だがな。」
「ちょっと信じらんねぇか…懐いてたのか?」
「…お前の世界には、無いのだろうな。"稚児"というものは…」
そう呟き、歩を進め始めた知盛を追う。
説明が面倒なのか、話したくはないのか、以降はずっと無言のままだった。
一度宿へ戻り法皇の指定した時刻まで適当に時間を潰していた。
すると平家からの定期連絡の為の家来がやってきた。
部屋へ通し平家の様子を聞き、こちらの状況を説明した後、なんとなく聞いてみた。
「お前は、もう随分と平家に仕えているのか?」
「は?はい。知盛様が幼少の頃よりお仕えしております。」
「あのさ…"稚児"って、何だ?」
心底、答えに困った様子ではあったが、一応疑問には答えてくれた。
要は行儀見習いの為に幼い頃に寺へ預けられている子供のことをそう呼ぶらしい。
知盛も幼い頃は稚児として法皇縁の寺へ預けられていたそうだ。
その時に、どういうわけか懐いたのが徳仁親王…っつーわけか。
「知盛様は幼い頃から利発で整ったお顔立ちであられましたが、しかし…上稚児ゆえ衆道には…」
「上稚児?…で、その"衆道"ってのは何だ?」
「ぁ・・・いえ! 余計な事を申しました!それでは…っ!」
慌てて去ろうとするのを襟首掴んで止め、説明を促した。
***** 知盛side *****
(…一体、何事だ。)
そろそろ法皇との約束の刻限になる。
将臣が居るであろう部屋の戸を開けると…何だ、この重苦しい空気は。
部屋の中央には項垂れて座る将臣。
「…何をしている。」
「知、盛。」
「……行くぞ。」
視線で促し無言で歩く。
口を開いたのは将臣だった。
「なぁ、実仁親王ってのは…お前の、その…"想い人"なのか?」
「…あぁ?」
突拍子もない質問に眉間に皺が刻まれる。
…あぁ、先刻の法皇とのやりとりのことか。
確かに将臣には"稚児"も"衆道"なんて言葉も知らないだろうからな。
先ほどの暗い様子だと…何を考えていたのやら。
おそらく自分にとってよほどくだらない内容だろうというのは想像がついた。
「元服までの…話だ。」
「はぁっ?じゃあ好きでもない奴に抱かれてたってのかよ!」
「クックックッ…好きだ嫌いだなどという関係ではない。」
「…今、は…」
「…何だ、兄上。嫉妬、か?」
「っ違う!向こうは大人だろ!傷つくのはお前じゃねぇか。」
(…はぁ)
大きく溜息をつき、背後の将臣を見る。
顔を横に背け何かを耐えるような横顔に、チクリと一瞬針で刺したような痛みが走った。
「…元服後は、一度たりとも"抱かれた"ことはない。」
何を言っているんだ自分は。そんな事などコイツにとってはどうでも良い事。
将臣が今更何を思おうが俺には何の関係も無いこと。
「…そうか。」
何故、そんなに安心した顔をする。
俺が誰と交わろうが、それで俺がどう思っても、お前に関わることではないだろう。
「…"抱かれて"はいないが…"抱いて"はいるがな。」
「誰だ!」
「…女、だ。」
「あ?…あぁ、女な。…そりゃ…仕方ねぇよな。」
ちょっとした悪戯心。
「"抱かれてみたい"奴ならいるが、な。」
「はぁ!?」
訳が分からん、といった風に憮然としている目を手で隠し、
耳朶を食み軽く歯を立てる。
「んあっ!?」
突然の事に反応する将臣の耳殻を舐め、わざと濡れた音を立てながら
「…将臣、お前にだったら、な。」
そう囁いた直後、腰を抱きかかえられていた。
熱い身体。
「俺を、からかってんのか?」
「…お前こそ、俺が…"欲しい"と言ったら…」
そっと目を覆っていた手を退けると、絡んだのは熱い視線。
( 欲 シ イ )
抱き寄せる腕の力が強くなったのを見計らい、するりと逃れる。
「っ…」
「…行くぞ。」
呆然とする将臣を尻目に先へ進む。
さぞかし混乱していることだろう。今まで女にしか反応を示さなかった体が
理に反してこの"俺"に反応しているのだからな。
まだ、だ。
まだ、足りない。
もっと"俺"という毒を流してやろう。
絡め取り、身動きすら出来ないくらいに。
果たして、どちらが絡め取られているのか・・・
こんにちはマニアです←
出た!!法王(笑)
やっと将臣が知盛の色気にやられましたね、うふふvv
続きが楽しみすぎますっ
もちろん第4弾もあるんですよねvv←
期待して待ってます♪
って何やらテンションの高いコメント失礼致しました~汗
ようこそいらっしゃいませっ☆
否定してた?将臣もやっと知盛の色香(←)にやられてきたようです。
しかし…どこまで書いてよいやら(;・∀・)
描写ってどこまでリアルに…(迷)
HPでpass付きに移行ですかね(゜∀。)
次回は将臣に嫉妬させようと思います(笑)